【30代・2週間のセブ島IELTS留学体験談】小学校の先生が夏休みに2回目のセブへ。「最初は1分も話せなかった」スピーキングと、日本人講師が必要だった理由

「去年、セブの別の学校で4週間学びました。でも3週目、4週目あたりから停滞感があって、フィリピン人の先生のアドバイスが、正直しっくりこないときもあったんです」
そんな経験をしたうえで、今年の夏休みにうちへ2週間来てくれたのが、小学校の先生をしている田邉さんです。コースはIELTSコース。いや、正確に言うと、2週間で集中してやりたいということで、フィリピン人講師の授業を2コマ足して、1日7コマで受けてくれたのです!
2週間で伸びたのはリスニング。IELTSのスピーキングで「2分間話し続ける」問題は、最初は1分も話せなかったのが、最後は1分以上話せるようになりました。そして、去年の停滞感の答えになったのが、日本人講師の授業でした。
帰国後、共同経営者で日本人講師のKGがインタビューしました(「――」の質問はKGです)。動画は「学習編」と「生活編」の2本に分かれていますが、この記事では1本にまとめています。ホテルのシャワーへの辛口の意見も、そのまま載せました!
【卒業生プロフィール】
| お名前 | 田邉さん |
|---|---|
| 年代 | 30代 |
| お仕事 | 小学校の先生(夏休みを利用) |
| 留学時期 | 2026年8月 |
| 留学期間 | 2週間 |
| コース | IELTSコース(1日7コマ:日本人講師KG 3コマ+フィリピン人講師 4コマ) |
| 宿泊先 | プレミアム1人部屋(学校から徒歩1分のホテル) |
| セブ留学 | 2回目(1回目は2025年、別の学校で4週間) |
1. 2週間で英語力はどう変わった?伸びたのはリスニング、課題はスピーキング
――ズバリ、英語力が伸びた実感はありますか?
「実は去年も別の学校で語学留学をしていて、今回は1年ぶりの留学でした。1日中フィリピン人の先生の“生の英語”にふれていると、英語が自然と耳に入ってきます。自分が分かる単語や表現だと、頭の中で文字起こしをしているような感覚になってきました。もちろん、分からない単語や表現もたくさんあるんですけど」
「1年前に一度慣れ親しんだことを、1年たって改めて経験したことで、リスニングの力はとにかく上がったと思います」
「一方で、自分の課題はスピーキングです。読めば分かることが、とっさに出てこない。ここはまだまだ時間が必要だなと、すごく思いました」
インタビューでKGも「2週間の後半は、よくなっているように感じました」と話していました。本人の自己評価は、少し厳しめなのかもしれません。
「読めば分かるのに、口から出てこない」。日本で英語を勉強してきた人なら、ほぼ全員がぶつかる壁ですよね?
聞く力は、2週間でも上がります。でも話す力は、上がるまでにどうしても時間がかかります…。だからこそ、帰国してから何を続けるかが大事になるのです。田邉さんの今の勉強のしかたは、最後の章で紹介しています!
2. フィリピン人講師のマンツーマン:IELTSスピーキング、最初は「1分も話せなかった」
――1日4コマのフィリピン人講師の授業はどうでしたか?
「IELTSのスピーキングをもとに授業をしてもらいました。スピーキングは3つのパートに分かれていて、パート1は自分のことについての質問に、正しい英語でストレートに答えます。準備していない状態だと、どんな表現を使えばいいのか、最初はなかなか分からなくて」
「自分がなんとなく知っている、話しやすい分野ならポンポン出てくるんです。でも、そうじゃない分野だと知らない単語も出てきて、『これ、英語で何て言うんだろう』ということが結構ありました。とてもいい刺激になりました」
「特にパート2は、1つのトピックについて2分間話しなさい、という問題です。英語で自分だけが話し続けるのは、したことのない経験だったので、かなり大きな壁に感じました。2週間の中でも、一番苦痛な時間でした(笑)」
「でも先生方から『もっと自信を持って話しなさい』『難しく考える必要はない。シンプルに、自分の分かることを説明できればいいし、文法のミスがなければ点数も高くなる』とアドバイスをもらって、だんだん、とにかく話そうと思えるようになりました。最初は1分も話せなかったんです。2週間で全部2分話せたかというと、ちょっときつかったんですけど、1分以上は確実に話せるようになりました」
「それから、日本語でもそうなんですが、『あー』『えー』と言ってしまうクセがあって、英語だと特に出てしまうんです。1対1で先生にかなり指摘してもらえたので、IELTSだけじゃなく、英語を話すこと自体にとって、すごく有意義な時間でした」
2分間、ひとりで話し続ける。日本語でも、意外と難しいと思いませんか?
それを英語で、毎日マンツーマンでくり返す。苦痛だったと思います(笑)でも、最初は1分ももたなかったのが、2週間で1分を超えた。これは確実な前進なのです!
「あー」「えー」のクセも、人数の多いクラスだと、なかなか誰も指摘してくれません。先生と1対1だから、その場で気づけるのです。
うちのIELTSコースは、フィリピン人講師がスピーキング、KGがリスニング・リーディング・ライティングを担当する形です。コマ数の内訳やスコアの実績は、こちらにまとめています。
3. 日本人講師KGの授業:去年の「停滞感」と、ライティングの「型」
――7コマのうち3コマは、日本人講師のKGの授業でした。どうでしたか?
聞き手がKG本人なので、KGは「悪くは言いにくいと思うんですけど」と前置きしてから聞いていました(笑)
「去年は1日7〜8時間の授業を取って、全部フィリピン人の先生のオールイングリッシュの授業でした。どうせフィリピンに行くなら、外国人の先生に教わったほうが異文化を味わえていいと思っていたんです」
「でも、3週目、4週目くらいから、停滞感をすごく感じるようになりました。ある程度は聞けるようになっていて、もちろん分からない単語もあるレベルなんですけど、フィリピン人の先生のアドバイスが、正直しっくりこないときがあったんです。たぶん、日本人として第二言語を学ぶ人の悩みなんだと思います」
「逆に、日本人に教わるなら日本でもできるかな、という思いもちょっとありました。でもエージェントの方から『セブでIELTSを勉強するなら、セブ英語倶楽部が一番です』とお話をいただいて」
「実際に授業をしていただいて、その理由が本当によく分かりました。青木さん(KGのことです)も日本人として、第二言語の英語を勉強された方なので、日本人の引っかかりポイントをすごく理解してくださるんです。『もっとこうしたほうがいい』『こういう勉強をしたほうがいい』と教えてもらえて、帰国した今も、教わったことをできる限り続けています」
「それから、IELTSのライティングが自分にはすごく難しくて。英語で論文のような文章を書くのは、大学受験で少しやったくらいで、レベルが全然違います。論文で使う言葉や、よく使うフレーズも全く分からなくて、せいぜい接続詞くらい。その中で、高得点が出せるフレーズや文章の構成を教えてもらいました。これは今後IELTSを受けるうえで、絶対に大切なものだと、2週間で本当に分かりました」
「そういう意味で、日本人の先生に教えていただくことは必要だったと、今、本当に思っています」
ありがとうございます!KGも「恐縮です」と言っていました。
誤解のないように書いておくと、フィリピン人講師が悪いわけではありません。2章のとおり、話す量を増やして、その場でクセを直すのは、フィリピン人講師の得意なところです。
ただ、「日本人はなぜここでつまずくのか」を日本語で説明するのは、同じ道を通ってきた日本人講師のほうが向いています。ライティングの型のように、理屈で覚えたほうが早いものもそうです。話す練習はフィリピン人講師と、型と理屈はKGと。田邉さんの話を聞いて、この組み合わせで良かったと改めて思いました!
2回目のセブ留学で何を変えると伸びるかは、別の記事にまとめています。「日本人講師の授業を入れる」も、その1つです。
4. スタッフ・食事・宿泊先:生活面の本音
――学習以外では、共同経営者の瀬戸の対応はどうでしたか?
「去年も別の学校でセブの生活に少し慣れていたので、あまり心配はしていなかったんです。でも、日本人の方がいると、何かあったときにすぐ対応してもらえます」
「私は事前に両替やキャッシングもしていたんですけど、近くの両替所のことも対応してもらいましたし、週末においしいご飯屋さんはないか、こういうところに行ってみたい、という相談にも乗ってもらいました。勉強以外の生活も支えてもらえたと思います」
「初めてセブに行く方だと、治安や道路の状況、公共交通機関のことがすごく気になると思うんです。日本とはかなり違うので。そういうところでも助言をいただけたので、とても快適に過ごせました」
私のことなので少し照れますが…ありがとうございます!
両替所の場所や、週末のごはん屋さん。こういう相談は、遠慮なくどんどん聞いてください。日本人スタッフは私とKGの2人だけですが、定員10名の学校なので、1人ひとりの相談にちゃんと乗れるのです。
――食事はどうでしたか?
「去年は、よくある“セブの洗礼”を受けまして(笑)。日本とは違う油を使っていたりするので、清潔な環境に慣れている日本人はダメージを受けやすい、という話は聞いていたんです」
「去年はフィリピン料理もたくさん食べましたし、おいしそうだと思ったら、その土地を知るためにレストランやファストフードにも行っていました。そうしたら、2週目で胃腸が悲鳴をあげまして。もともと胃腸があまり強くないので、そういうものを食べ続けることが一番の心配でした」
「セブ英語倶楽部では、お昼と夜は確実に日本食が出ます。フィリピンで作っているので、日本と多少違うところもあると思いますが、圧倒的な安心感がありました。心配性なので胃薬は複数持って行ったんですけど、今回はお腹を下すことは一切なかったです。食べるものは本当に大事なんだと思いました」
「朝ごはんは普段食べない派なんですけど、朝食も用意していただいていたので、土日は楽しく食べさせてもらいました」
去年の2週目でお腹を壊して、今年の2週間は一度も壊さなかった。これは本当に良かったです!
うちの昼食は、日本食レストラン『呑気』の仕出し弁当。夕食は、専属シェフが作る日本食です。田邉さんが泊まったプレミアム1人部屋のホテルは朝食付きなので、朝ごはんはそこで食べられます。
ただ、金曜の夕食と土日の昼食・夕食は付いていません。週末は外で好きなものを食べられるのが楽しみでもありますが、胃腸に自信がない人は、週末のお店選びだけ少し気をつけてくださいね。
――宿泊先のプレミアム1人部屋は、問題なかったですか?
「学校から歩いて30秒とか1分くらいのところでした。私の部屋は10階で、たぶん宿泊施設の中で一番高いところだったので、水圧がちょっと安定しなかったんです。シャワーの温度も、いきなり熱くなったり冷たくなったりすることがありました」
「ただ、海外旅行が好きなので、日本と同じようにお湯が出る国はすごく少ないと分かっていて、自分の中では許容範囲でした。それ以外に、大きな問題はなかったですね」
ここは正直に書きます。プレミアム1人部屋は2022年後半にオープンした新しいホテルですが、それでもシャワーの水圧や温度は、日本と同じようにはいきません…。
田邉さんは「許容範囲」と言ってくれましたが、気になることがあったら、遠慮なく私たちに言ってください。ちなみにこのホテルのレストランは、私も生徒さんたちとよく使っています。味はおいしいですよ!
プレミアム1人部屋の写真や、通常の1人部屋との差額は、こちらの記事で紹介しています。
5. 放課後と週末:平日は自習、火曜はバドミントン
――かなり勉強されていましたが、勉強以外に楽しむ時間はありましたか?
「平日は自習や復習をしっかりしようと決めて行ったので、平日に遊ぶことは基本的にありませんでした。でも毎週火曜日には、学校でバドミントンを企画していただいて、歩いて5分か10分くらいの体育館にみんなで行って、ちょっと汗を流すこともありました」
「卒業式が終わったあとの送別会では、日本人スタッフの方や留学生の方々と一緒に夕食を食べたり。土日は、セブシティもすぐ近くにあるので行ってみたり、リゾートホテル系のところに行ってみたりもして、とても楽しく過ごせました」
火曜のバドミントンは、私も毎週、生徒さんと一緒に行っています。机に向かいっぱなしの平日に、ちょうどいい運動なのです(笑)
平日は自習と復習、週末は外へ。2週間しかないからこそ、このメリハリが効くのです!
6. 英語留学先としてのセブは?欧米ではなくセブを選んだ理由
――英語留学先としてのセブは、どう評価しますか?
「ぶっちゃけてしまうと、英語圏のアメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスに行ったほうが本物の英語にふれられる、という思いもありました。でも、とにかく物価が高いし、距離の問題もあって、経済的な負担が大きい。それがまず1つです」
「それよりも一番気になっていたのは、欧米の語学学校は基本的にグループレッスンで、10人から、多いときは20人以上と聞いていたことです。それだと、先生とのやり取りや学習の濃さが、どうしても落ちてしまうのかなと」
「フィリピンだと基本は1対1で、グループレッスンでも数人が中心です。発言の数も増えますし、考えている時間より、しゃべっている時間や何か活動している時間のほうが多くなります。特に初級・中級の人の英語留学先としては、セブが一番いいんじゃないかと思っています」
欧米留学のほうがいい場面も、普通にあります。ネイティブの英語の中で長く暮らしたいなら、欧米を選ぶのも正解です。
でも、夏休みのような限られた休みで、しゃべる量を一気に増やしたいなら、マンツーマンが中心のセブのほうが向いています。田邉さんの「考えている時間より、しゃべっている時間が多い」は、まさにそこなのです!
――これからフィリピン留学を考えている人に、アドバイスはありますか?
「基本的にマンツーマンで授業をしてもらえるので、密度の高い時間は確実に過ごせます。そこに期待を持って行ってほしいと思います」
「フィリピンというと、オーストラリアやアメリカに比べて、あまり華やかなイメージがないかもしれません。でも現地の方々はすごく優しくて、陽気な方が多いんです。タクシーの運転手さんと話したりするのも、結構面白かったです。日本とは環境が違いますが、それも勉強になりますし、フィリピンの方々も英語が母国語ではないので、そういう人たちから学ぶこともいっぱいあります」
「ただ、私のように胃腸が弱い方は、食べるもののケアや胃薬の準備をしっかりしたほうが、より充実した留学生活を送れると思います」
胃薬は、本当に大事です!胃腸に自信がない人は、持ち物リストに必ず入れておいてください。
7. 帰国後の英語学習:毎日2時間を目標に、KGの「時間割」で続ける
――留学を終えて2週間ちょっとですが、英語学習は続けられていますか?
「戻ってきて2週間くらいたちますが、とにかく継続しないと意味がない、と青木さんにも助言をいただきました。自分でも、インプットの量が足りないと本当に思ったので、参考になる本を紹介していただいて、それもすぐにKindleで買いました」
「読んでみて『なるほど』と。いい加減に勉強していたつもりはないんですけど、詰めの甘さをすごく感じました。それがすぐ改善できるかというと難しいところもありますが、まずは勉強の習慣をつけることが大事なので、今は毎日2時間を目指しています」
「ただ、仕事がまた始まって、準備が忙しくなると、2時間できずに終わってしまう日もあります。そこも青木さんに、単語を増やす時間、ライティングを復習する時間、リスニングを強化する時間、というモデルの時間割を示していただいたので、それに沿ってやりながら、なるべくモチベーションを落とさずに続けたいと思っています」
本を勧められて、すぐにKindleで買う。インタビューでKGも「アクションの速さが素晴らしい」とほめていました!
1章で田邉さんが言っていた「スピーキングは、まだまだ時間が必要」。その時間を、帰国してからの毎日の2時間で作っているのです。
インタビューの最後に、KGは「留学はゴールではなくスタートなので、ぜひ続けてください」と伝えていました。私も同じ気持ちです!
まとめ:去年の停滞感を、日本人講師の授業で越えた2週間
田邉さんの2週間を、最後に短くまとめます。
・伸びたのはリスニング。課題は、分かっていてもとっさに出てこないスピーキング
・IELTSスピーキングのパート2は、最初は1分も話せなかった → 2週間で1分以上。「あー」「えー」のクセもマンツーマンで指摘してもらえた
・去年の別の学校での停滞感。日本人がつまずくポイントとライティングの型を、日本人講師KGに日本語で教わった
・食事は昼と夜が日本食で、去年のようにお腹を壊さなかった。ホテルはシャワーの水圧と温度が不安定だったが「許容範囲」
・帰国後は毎日2時間が目標。KGのモデルの時間割に沿って続けている
ひとつ注意があります。うちのIELTSコースは、KGがセブにいる時期しか受けられません…。夏休みのように休みの時期が決まっている人は、まず日程が合うかを早めに聞いてもらうのが確実です。
田邉さん、2回目のセブ留学にうちを選んでくださって、本当にありがとうございました!これからの英語学習も、セブから応援しています。
夏休みや冬休みなど、まとまった休みで「2週間くらいならIELTS対策に行けるかも」と思ったら、空き状況とKGの日程だけでも気軽に聞いてみてください。定員10名なので、時期によっては早めに埋まります。気が向いたら、で大丈夫ですよ!
田邉さんのインタビュー動画(学習編・生活編)
この記事のもとになったインタビューです。話し方の雰囲気まで知りたい方は、動画もぜひチェックしてみてください!



