フィリピン留学はセブ一択だと思う理由|現地生活13年・学校運営10年の私の答え

「英語、やり直したいんですよね」
「海外旅行に行った時に話せるようになりたいんですよね」
この10年、何百回この言葉を聞いてきたか分かりません。そして、そのあとにほぼ必ず続くのがこれです。
「でも、どこで勉強すればいいのか分からなくて…」
分かります。選択肢が多すぎるのです。
オンライン英会話、駅前の英会話スクール、アメリカ留学、オーストラリアにワーホリ、そしてフィリピン留学。どれもそれなりに良さそうに見えますよね?
私はセブ島(正確にはマクタン島)に14年住んでいて、『セブ英語倶楽部』という小さな英語学校を2016年から運営しています。今年で10年目です。学校に住み込みで、毎日生徒さんと一緒に生活しています。
その立場から、この記事では3つのことを順番にお話しします。
①なぜ欧米ではなくフィリピン留学なのか?
②なぜフィリピンの中でもセブなのか?
③そしてセブの中でどう学校を選ぶのか?
最後にうちの学校の話もしますが、正直に言うと、うちが向いていない人のことも書きます。そのほうがお互い幸せなのです。
まず前提:フィリピン留学は「魔法」ではありません

良いことを並べる前に、これだけは先に言わせてください。
1週間や2週間セブに来ただけで、英語がペラペラになることはありません。
絶対にありません。「1ヶ月で人生が変わる」みたいな話を見かけたら、その学校、エージェントのことは疑ったほうがいいです…
じゃあ意味がないのかというと、まったく逆なのです。
留学で本当に変わるのは英語力そのものより
「英語に対する心のハードル」
のほうなのです。
「話しかけても大丈夫なんだ」
「間違えても恥ずかしくないんだ」
「意外と通じるんだ」
この感覚を体に入れるために来る場所だと思っています。
そして、その感覚さえ手に入れば、帰国後の勉強がまるで別物になります。
英語の勉強に対するモチベーションがグーンと上がり、継続することができます。
オンライン英会話を受講している人は、留学後の方が予約ボタンを押す指が数倍軽くなるのでしょう。
これが留学の一番の価値だと、10年見てきて確信しています。
その前提の上で、話を進めますね。
なぜ欧米ではなく「フィリピン留学」なのか?5つの理由

(1)コストが欧米留学の3分の1ほどで済む
身も蓋もない話ですが、ここが一番大きいです。
アメリカやイギリスに1ヶ月留学しようと思ったら、授業料と滞在費と食費で軽く60〜80万円は飛んでいきます。
しかもそれで受けられるのはグループ授業です。ロンドンで家賃を払いながら学校に通うことを想像してみてください。家賃だけで月20万円コースです…
一方フィリピン留学は、授業料・宿泊費・1日3食がぜんぶ込みで、その3分の1ほどに収まります。
ここが決定的に違うところなのです。(部屋や食事のクオリティーによって差はあります。)
例えばうちでは1週間、4週間では下記の料金で留学することが可能です。
この「全部込み」というのが地味に効きます。
特に海外で毎日ごはんの場所を探すのって、最初の3日ぐらいは楽しいのですが、そのあとはただの労働です(笑)。ファストフードばかりでもすぐに飽きてきますしね…
その労力をぜんぶ英語に回せるのです。
あとは細かいですが、洗濯や掃除も自分でする必要がなく、学校側が提供するか近所のランドリーショップを利用することにより自分の時間を確保することができます。
(2)マンツーマン授業が中心だから、話す時間が桁違い
これがフィリピン留学のメリットNo.1です。
コストの安さは、正直おまけみたいなものです。
欧米の語学学校はグループ授業が中心です。
教師1人に対して生徒10〜15人というクラスも普通にあります。
ちょっと計算してみてください。50分の授業で、あなたが英語を発する時間は何分ですか?
私も欧米留学は経験がありませんが、バンコクやマレーシアの英語学校に行ったときはグループ授業のみで1クラス10人〜15人ぐらいの生徒がおり、自分が英語を話せる機会といえば
・全員が順番に発表をするとき
・先生に指されたとき
・隣の人や近くの人とお題について話し合うとき
ぐらいしか発言の機会がありませんでした。うまくいってトータルで5分ぐらいです。
しかも積極的な国の子たち(私が行った学校では中国人、韓国人)が元気に手を挙げる中で、日本人が割り込むのは相当な胆力が要ります。
これこそが、「留学経験者なのに実は英語があまり話せない人」が生まれる正体なのです。
本人のせいではありません。単純に、話す回数が足りていないのです!
フィリピン留学はここが逆転します。
マンツーマンなら50分のうち、あなたが話す時間は20〜25分。
グループ授業の5倍以上です。これを1日5コマやったら、1日で2時間近く英語を話すことになります。
日本で2時間英語を話す日、この1年で何日ありましたか?
日本語を2時間話す日もそうそうないと思います。
それに、1対1だと逃げ場がないのです。これは怖いことのようで、実はすごくありがたいことです。
自分が反応するしかないのです!
「先生と目が合ったら答えるしかない」という状況が、あの日本人特有の「間違えたら恥ずかしい」を強制的に溶かしてくれます。
そしてフィリピン人講師たちは穏やかな性格なので、みんなニコニコしなが笑顔で生徒さんが答えるのを待ってくれるのです。時にはヒントを出して答えを導き出したり、とにかく間違えても恥かしくない雰囲気を作ってくれるのです。
そして「人前で英語を話すのが恥ずかしい」という方にこそ、マンツーマンです。
先生以外に誰も聞いていません!
他の生徒に下手だと思われる心配がゼロなのです。恥をかく相手がいない部屋で、思う存分間違えられます。他の人を気にすることなく自分のペースで授業を受けることができるのです。
ですので、時には教科書を一切開かずに、雑談だけ終わってしまうことなんかもあります(笑)
それもまた講師と楽しい会話ができた証拠なので確実に勉強になっています。
(3)フィリピン人の英語は、初級者の耳にやさしい
ここは誤解されやすいところなので、丁寧に書きます。
フィリピン人の英語は、アメリカ人やイギリス人の英語に比べて聴き取りやすいのです。
これは発音そのものというより、発声の方法が違うからだと私は感じています。
フィリピン人の発声は日本人のそれに比較的近いので、日本人の耳に入ってきやすいのです。
いや、正確に言うと「近い」というより「速すぎない」という表現のほうが正しいかもしれません。
ネイティブの英語は、単語と単語がくっついてよく分かりません…
"What do you want to do?" が「ワラユワナドゥ」になるあれです。
あれを初級者がいきなり浴びると、何も残りません…
そうなると何が起きるか。
「分からない→つまらない→勉強しない」という負のスパイラルです。
英語学習で挫折する人の大半が、ここで落ちています。教材が悪いのでも、頭が悪いのでもありません。最初のレベル設定が高すぎるだけなのです。
ここで、よく聞かれる不安に正面から答えておきます。「フィリピン英語って訛ってるんじゃないの?」
まず事実として、フィリピンは英語が公用語の国です。学校の授業も、法律も、ビジネス文書も英語です。英語を話す人口では世界でも有数の国なのです。
そのうえで正直に言いますね。多少の訛りはあります。
日常では現地のフィリピン語を使っているので、語尾などそれに引っ張られたるすることもあります。
アメリカ人やネイティブの英語とまったく同じかと言われれば、違います。
ただ、考えてみてほしいのです。世界で英語を話す人の8割近くは非ネイティブです。
あなたが将来英語を使う相手は、インド人かもしれないし、ベトナム人かもしれないし、ドイツ人かもしれません。
訛りのない英語なんて、この世にほとんど存在しないのです。
アメリカ人だって南部と東海岸で全然違いますし。
それに、そもそも初級者が心配することではありません。
訛りを気にするのは、まず話せるようになってからの話です。
歩けない人がフォームを気にしても仕方がありませんよね?
(4)フィリピン人の陽気さが、練習相手として最強
これは数字で説明しづらいのですが、10年やっていて一番実感していることです。
フィリピン人は、とにかく明るくてフレンドリーで、そしてよく笑います。あなたの英語が多少おかしくても、笑って待ってくれます。急かしません。バカにしません。むしろ、ちょっと話せただけで大げさに褒めてくれます(笑)。
体格の大きな欧米人と向かい合って話すときに感じる、あの微妙な「緊張感」や「居心地の悪さ」。あれがフィリピン人相手だとほとんどありません。小柄で、距離が近くて、隣に座っているような感覚で話せます。
そして年齢が若い講師が多いので、友人感覚で楽しく授業が受けられるのも良いところです。
英語を話す練習は、失敗を許してくれる相手とやるのが一番なのです。
そして許してくれる相手として、フィリピン人以上の人たちを私は知りません。
フィリピン人も日本人と同じ第二言語として英語を勉強してきた経験があるので、日本人が英語の勉強で苦労していることが理解できるのですね。
あと、ホスピタリティの国だというのも大きいです。フィリピン人は世界中のホテルやクルーズ船で働いています。人に親切にすることが仕事として成立している国なのです。その気質が、そのまま教室に持ち込まれています。
(5)時差1時間、休みも短くて済む
地味ですが、社会人には決定的です。
日本とフィリピンの時差はたった1時間です。時差ボケがありません。到着した次の日の朝から、普通に頭が働きます。アメリカ留学だと最初の3日は時差でぼーっとしますが、あれが丸ごとないのです。
それに、フライトは4〜5時間ほど。有給を1週間取れば往復しても5日は勉強できます。日本の家族や職場と連絡を取るときも、時差1時間なら「向こうは今何時だっけ」と考える必要すらありません。仕事のメールに普通に返信できます。
うちに来る生徒さんの多くが30代・40代の社会人ですが、その理由の一つが間違いなくこれです。
「1週間の有給、短期で行ける海外留学」って、実質フィリピンしかないのです。
正直に言います。欧米留学のほうがいい人もいます

ここまで良いことばかり書いてきましたが、全ての人がフィリピン留学に向くわけではありません。
次のような方は、欧米留学のほうが幸せになれると思います。
- すでに英語がある程度話せる方…もう自由に会話できるレベルなら、ネイティブの中に飛び込んで揉まれたほうが伸びます。フィリピン留学は初心者に最適であって中級以上には物足りない部分もあります。
- 1年以上のまとまった期間を取れる方…長期なら現地で働きながら生活に英語を溶かし込めます。年齢制限はありますがワーホリの出番です。
- 英語より「海外で暮らす経験」が目的の方…それはもう留学ではなく生活です。行きたい国に行ってください
- いろんな国の友達を作りたい方…セブにも韓国・台湾・ベトナムからの留学生はいますが、多国籍度では欧米にかないません。フィリピンではどうしてもアジア人の友人が中心になります。
逆に言えば、
「英語をやり直したい」
「話す度胸をつけたい」
「短期間で集中したい」
「レベルは初心者」
「予算は抑えたい」
この5つのどれかに当てはまるなら、フィリピン留学が最適解だと本気で思っています!
ちなみに一番おすすめの使い方は
「フィリピンで話す度胸をつけてから、数ヶ月後、ネイティブの国へ行く」
という順番です。この順番だと欧米留学の吸収率がまるで違います。実際、うちの卒業生でこのルートを辿った方が何人もいます。
では、フィリピンの中でなぜ「セブ」なのか?4つの理由

フィリピン留学と一口に言っても、学校がある街はいくつもあります。セブ、マニラ、クラーク、バギオ、イロイロ、バコロド…みなさんも一度は聞いた地名があるかもしれません。
正直、講師のレベルの違いは多少あったても、英語の授業自体はどのエリアも変わりはありません。
その中で、私はセブを強くおすすめします。13年住んでいる人間の贔屓目もゼロではありませんが(笑)、理由を挙げて行きます!
(1)比較的、治安が良い
「セブって治安はどうなんですか?」
問い合わせで一番多い質問がこれです。わかります。私も来る前は不安でした。
正直に答えますね。日本と比べてはいけません。日本は世界でも異常なくらい安全な国です。あの基準を持ってくると、世界中のどこも危険になってしまいます。
そのうえで言うと、セブは最低限の注意さえ払っていれば、危ない目に遭うことはまずありません。(日本とそれほど変わりません)
私は13年以上住んでいますが、事件に巻き込まれたことは一度もありません。生徒さんも同様です。
「最低限の注意」というのは、こういうことです。
- 夜中に一人で暗い道を歩かない(これは日本でも同じですよね)
- スマホを見ながら歩かない(ひったくりの一番の的です)
- 知らない人に誘われてついていかない
- 大金を持ち歩かない
書いてみると、当たり前のことばかりです。この4つを守っている限り、セブで怖い思いをすることはほぼないと断言できます。
日本と決定的に違うことが1つあります。
それは、落とし物をすると基本的には戻ってこないということです。
日本であればiPhoneをどこかに落としてもかなりの高い確率で返ってきます。
私も日本でiPhoneを落とした経験がありますが、
ただし、これは正直に書いておきます。私はマニラへの留学はおすすめしません。あくまで私の主観ですが、アジアでもかなり気を張る都市です(笑)。同じフィリピンでも空気がまったく違うのです。マニラで暮らすなら、それなりの覚悟と土地勘が要ります。
それと、うちがあるマクタン島はセブの中でもさらに落ち着いた田舎なエリアです。
リゾートホテルが並んでいるエリアもありますが、海や緑も多く大きな建物も少なく街の空気のんびりしています。
(2)日本から直行便で行ける
これ、本当に大きいです。
フィリピンの首都マニラを除けば、日本から直行便が飛んでいる街はほぼセブだけです。お昼の便に乗れば夕方にはセブに着いて、その日の夜からもう現地の空気を吸えます。


比較してみましょう。セブの次に英語学校が多いのがクラークという街ですが、ここはマニラ空港から車で約3時間かかります。さらに学校が集まるバギオに至っては、マニラから6時間です。
6時間ですよ。長時間フライトで疲れきったあと、さらにバスで6時間。しかも帰りも同じことをします。
1週間の留学のうち、まる1日が移動で溶けるのです…
それに、マニラの空港は乗り継ぎがなかなかの難易度です。ターミナルが分かれていて、初めてだとまず迷います。せっかくの貴重な有給なのに、移動と乗り継ぎで消耗するのはもったいない!
その点セブは、空港からうちの学校まで車で約5分です。
着いて、シャワーを浴びて、その日の夜にはもう海沿いでビールが飲めます(笑)。
(3)アジア有数のリゾート地でもある
「遊びに行くんじゃないんだから」と思われるかもしれません。でも、これは真面目な話なのです。
英語の勉強は、慣れるまで思った以上に疲れます。1日5時間ずっと英語で話すというのは、脳にとってかなりの重労働です。最初の3日でぐったりする方がほとんどです。
だからこそ、週末にしっかりリフレッシュすることが英語学習のために必要なのです。むしろ効果的です。気合いだけで7日間走り続けると、必ずどこかで折れます。
私が生徒さんにいつも言っているのは、これです。
『よく学び』・『よく遊び』さらには『よく寝て』・『よく食べる』
セブなら、美しい海がすぐそばにあります。船で30分も行けば、透明度の高い島がいくつもあります。ダイバーにとってセブは聖地です。ジンベイザメと泳ぐこともできます。
マニラ、クラーク、バギオではこうはいきません。バギオは山の中の街なので、海までは遠いのです。
それに、この「週末の遊び」こそが最高の英語の実践の場になります。教室で習った表現を、その日のうちに船頭さんや店員さんに使ってみる。通じた瞬間の顔、あれを見るのが私の楽しみなのです。せっかくセブまで来たのに、教室と部屋の往復だけではもったいない!
(4)生活インフラが揃っている
セブには大きなモールがいくつもあって、日本のものはだいたい手に入ります。
日本食レストランも山ほどあります。
病院も、日本語対応のあるところがあります。コンビニもあります。
「留学中に体調を崩したらどうしよう」という不安、ありますよね?
セブなら、その心配はかなり小さいです。地方都市だとこうはいきません。
ただ、ここも正直に書いておきます。セブは渋滞がひどいです。
ラッシュの時間帯は、車で20分の距離が1時間になることもあります。
停電もたまにあります。
WiFiも日本の感覚だと遅いときもあります…
これは正直、慣れてもらうしかありません。ただ、対策はあります。移動は時間帯を外す、学校選びで「空港や街から近い場所」を選ぶ。この2つで渋滞のストレスはかなり減らせます。実は「学校の立地」がフィリピン留学の快適さの半分を決めているのです。
じゃあ、セブのどの学校を選べばいいのか?

ここからが本題かもしれません。セブには英語学校が数十校あります。「セブ 留学」で検索すると、留学エージェントがずらっと並びますよね?
基本的にどのエージェントも同じ学校を紹介していますよね?
先に業界の裏側を一つ言っておきます。あのランキング・おすすめの学校は、実力順とは限りません。
代理店に払う手数料が高い学校が上に来る仕組みのものも普通にあります。
10年この業界にいると、そういうことも見えてきます…
ビジネスのことを考えると大きい会社ほどそうなってもおかしくないのかもしれませんが。
だから、自分の目で選ぶための軸をお渡しします。私が生徒さんに聞かれたら答えている4つです。
軸①:学校の規模と、自分の性格が合っているか
セブには生徒が100人、200人という大きな学校がたくさんあります。これは悪いことではありません。友達がたくさんできますし、イベントも多いです。
いつも元気があって、若い方には楽しいと思います。
ただ、大きな学校には大きな学校の現実もあります。生徒が200人いると、あなたは「200分の1」です。スタッフはあなたの名前を覚えていないかもしれません。悩みを相談する相手がいないかもしれません。
1人ぼっちで食事を食べることになって寂しかったとうちに来て他校での経験を話す生徒さんもたくさんいます。
ここは完全に好みの問題です。ワイワイしたいなら大きな学校。
落ち着いて自分のペースでやりたいなら小さな学校。
「良い学校」も大事ですが「自分に合う学校」を探してください。
軸②:祝日にも授業があるか、初日からフルで授業があるか
日本と一緒でフィリピンにも連休があります。日本と違って来週の祝日が急に今日決まることもあります。
せっかく貴重なお金と時間を使って留学に来たのに祝日には授業が行われない学校がほとんどなのでお金と時間が無駄になります。
1ヶ月、3ヶ月など長期で留学に来ている場合には観光に行けばそれはそれで意味のある体験になるので良いですが、1週間の短期で来た場合、平日5日間のうち1日が祝日だと4日しか授業が受けられません。
また、留学初日の月曜日はオリエンテーション、レベルテスト、買い物などで授業がない学校がとても多いです。
もしそれに祝日が加わると、週に3日間しか授業が受けられないことになります。
生徒さんの都合よりも学校の都合を優先している結果、このような仕組みないなっています。
うちは
・留学初日からフルで授業
・祝日も通常授業
で生徒さんの貴重な時間とお金を無駄にはしませんのでご安心ください。
軸③:生徒の年齢層が自分と近いか
これ、意外と見落とされます。でも留学の満足度をかなり左右します。
40代の方が、大学生ばかりの学校に入ったらどうなるか。想像がつきますよね?周りは夜な夜な繰り出して盛り上がっている。自分は静かに勉強したい。
これで「留学が楽しくなかった」という方を何人も見てきました…
逆も同じです。20歳の子が社会人ばかりの学校に来ても、たぶん物足りません。
年齢層は必ず問い合わせで確認してください。ここを聞かずに決めるのは危険です。
英語の勉強が主目的とはいえ、海外での長期間での生活を考えると周りの留学仲間のことはとても大切です。
軸④:食事と部屋は、思っている10倍大事
留学前は「勉強しに行くんだから、食事なんてそこそこの味でも良い」と思います。
日本で生活していると、そうそう不味いものに出会わないですよね?!
だから食事が美味しくないっていう状況が日本では想像しにくいと思います。
私もそう思っていました。
甘いです(笑)。
1日3食、それが1週間続きます。合わないごはんが毎日続くと、日本人にはツライです…
そしてごはんが辛いと、勉強のモチベーションまで一緒に落ちます。人間、そういうものです。
そもそもフィリピン米のパサパサしたご飯と、味噌汁がない生活が基本です。
これだけでも日本人だと長期間続くとキツいですよね。
部屋も同じです。相部屋だと、いびきをかく人と当たったら1週間眠れません。
睡眠が削られた状態で英語の授業を5時間受けるのは、ほぼ拷問です(泣)
「安いから」と相部屋を選んで後悔した話は、本当によく聞きます。
全くの他人と長期間同じ部屋で生活することは、日本では想像できないようなストレスも溜まります。
少しのお金をケチって1週間を棒に振るのか、そこは冷静に計算したほうがいいです。
軸⑤:日本人が現地にいるかどうか
「日本人がいない、少ない環境のほうが英語が伸びる」という意見、ありますよね。一理あります。
ただ、初めての海外・初めての留学で、何かあったときに日本語で相談できる人が誰もいないというのは、けっこうな恐怖です。体調を崩したとき、部屋のエアコンが壊れたとき、授業のレベルが合わないと感じたとき。それを全部英語で交渉できるなら、そもそも留学は要りません(笑)。
大事なのは「日本人がいるかどうか」ではなく、「困ったときに、すぐ捕まる日本人がいるかどうか」だと思っています。最近は日本人が多く行く学校には平日は日本人スタッフがおりますが、夜間や週末などはいない学校もあります。うちではオフィスに日本人オーナーが常駐、夜間や週末も普通に学校内で生活しているので、安心感がまるで違います。
その4つの軸で作ったのが『セブ英語倶楽部』です

ここまで偉そうに軸を並べてきましたが、実はこれ、うちの学校を作るときに考えたことそのものなのです。
2016年にセブ・マクタン島で『セブ英語倶楽部』を始めて、今年で10年目になります。共同オーナーで日本人講師のKG(青木)と2人でやっている、小さな学校です。
先ほどの軸に沿って、うちがどうなっているかを書きますね。
定員10名。だから「10分の1」ではなく「あなた」でいられます
うちは定員10名の少人数制です。あえて大きくしていません。
この規模だと、生徒さん全員の顔と名前と、今どこでつまずいているかが把握できます。「今日はちょっと元気がないな」が分かる距離感です。授業のレベルが合っていなければ、その日のうちに調整できます。
そして授業はマンツーマンのみが中心です。
前半でお話しした「話す時間が5倍」を、そのままやっています。
30代・40代の社会人が中心です
うちに来るのは、圧倒的に30代・40代の社会人の方です。
学生さんも夏休み、春休みなど長期休暇のときにはたまにいますが社会人が中心です。
「同世代の人と一緒に学べて安心しました」
「気が合う人と留学生活が送れて楽しめた」
「落ち着いて英語の勉強に取り組めました」
とよく言ってもらえます。
仕事の話も、家族の話も、英語をやり直したい理由も、だいたい通じ合うのです。夕食後など生徒さん同士が「なんで英語やろうと思ったんですか?」と話し込んでいる光景が、私は好きです。
ホテルの1人部屋、そして日本食
宿泊はホテルの1人部屋です。相部屋はありません。いびきの心配も、気を遣う相手もいません。
1日5時間英語漬けになったあと、一人で静かに休める部屋があるというのは、想像以上に効きます。
食事は日本食を出しています。1日3食込みです。
「留学に来て日本食?」と思われるかもしれませんが、これは本気で大事だと思っています。
ちなみに私自身は、短期の観光で来る方には
「せっかくだからフィリピン料理食べなよ」と正直に言っています(笑)。
でも1週間勉強しに来る方は話が別なのです。胃が元気じゃないと、脳は働きません。
私は学校に住み込んでいます
軸④の「困ったときにすぐ捕まる日本人」の話ですが、うちの答えはシンプルです。
私が学校に住んでいます。
週2回来るとかではなく、住んでいます。毎日、生徒さんと顔を合わせています。だから体調を崩しても、授業で悩んでも、週末どこ行こうか迷っても、廊下で捕まえてもらえば済みます。様子がおかしそうならこちらから声を掛けることもあります。
あと、うちは入学が何曜日からでもOKです。「月曜スタートじゃないとダメ」という学校が多いのですが、社会人の有給って、そんなに都合よく取れませんよね?水曜から水曜でも大丈夫です。
正直に:うちが向いていない人
ここは隠さず書きます。
- 大人数でワイワイ、パーティーみたいな留学がしたい人…うちは正直向いていません。定員10名の静かな学校です。大型校をおすすめします
- とにかく1円でも安く、が最優先の人…相部屋の格安校のほうが安く上がります。うちは1人部屋と日本食に費用をかけている分、最安ではありません
- スパルタで管理されたい人…うちは門限で縛ったり、母国語禁止のルールで罰金を取ったりはしません。大人扱いします。逆に言うと、サボろうと思えばサボれます
- 大学生の友達をたくさん作りたい人…年齢層が合いません
これを読んで「あ、違うかも」と思われたなら、それが分かっただけでこの記事の価値はあったと思います。合わない学校に来て、合わないまま1週間過ごすのが一番不幸なのです。
まとめ:なぜフィリピンか、なぜセブか、なぜうちか
長くなったので、整理しますね。
なぜフィリピン留学か…欧米の3分の1のコストで、マンツーマン中心だから話す時間が5倍あって、フィリピン人の英語は初級者の耳にやさしくて、講師が優しくて、時差が1時間だから有給1週間で行けるからです。
なぜセブか…治安が比較的良くて、日本から直行便で行けて、週末に海でリフレッシュできて、生活インフラが揃っているからです。移動で丸1日溶ける街とは、時間の使い方がまるで違います。
なぜ学校選びが重要か…規模・年齢層・食事と部屋・日本人の常駐。この4つで留学の満足度はほぼ決まります。ランキングサイトの順位ではありません。
そのうえで、うちの学校が合いそうだと思ってくださったなら嬉しいですし、合わなそうだと思われたなら、この記事の4つの軸を持って他の学校を見てみてください。それでも、この記事を書いた意味は十分にあります。
最後に一つだけ。
「いつか英語をやり直したい」と言い続けて10年経った、という方によくお会いします。責めているのではありません。私も似たようなものでしたから(笑)。ただ、あと10年経っても、たぶん同じことを言っています。
一歩踏み出すのに必要なのは、才能でも若さでもなく、飛行機のチケットを1枚買うことだけなのです。
迷ったら、聞いてください
「自分のレベルでも大丈夫か」「1週間だけでも意味があるか」「40代でも浮かないか」。どんな質問でも大丈夫です。
うちに来てくださいという話ではなくて、「他の学校のほうが合いそうですよ」とお伝えすることもあります。
気が向いたら、で大丈夫ですよ。お気軽にお問い合わせください!



