「CELTAは人生の筋トレ」〜Comfort zoneをぶち壊せ!英語講師KGが語るリアル体験記〜
「人間は、困難という名の鏡を通してしか、自分の本当の姿を見出せない」──この言葉、イギリスの詩人ジョン・キーツの名言です。まさにその通り。
僕がCELTAを受講したのは、「英語力のブラッシュアップ」でも「授業の質向上」でもありますが、一番の理由は――自分をあえて厳しい環境に突っ込んで、自らを叩き直すためでした。
そして、結果的に言えるのはただ一つ。
CELTAは、僕にとって人生の筋トレでした。
CELTAって何?
まずはここから。
読み方は「セルタ」。TESOLやTEFLと並ぶ英語教師資格の一つですが、その中でもダントツで「わかりやすくて」「権威がある」のが、このCELTAなんです。
なにせ、あのケンブリッジ大学が発行している資格です。泣く子も黙るケンブリッジ。ニュートンにホーキング博士を輩出したあの大学。CELTAと物理学は何の関係もありませんけど(笑)、日本人にはこの「ケンブリッジ認定」の威力、めちゃくちゃ刺さります。
実際、世界中の英語学校の71.5%が、講師採用の条件にCELTAを重視しているというデータもあります。
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でも日本の英語教育は、正直ガラパゴス状態。CELTAって言っても「何それ?」って反応がまだまだ多いのが現実です。だからこそ、CELTAを持っていること自体が差別化になる。セブ英語倶楽部の強みになると信じて、僕は受講を決意しました。
CELTAは「エンタメ」だった
僕が受講したのは、インターナショナルハウス・バンコク。イギリス人が運営する学校で、2019年7月、4週間の集中コースに飛び込みました。
クラス構成がまた面白い。まさに世界の縮図。
- アメリカ人 3人
- イギリス人 3人
- オーストラリア人 1人
- シンガポール人 1人
- イタリア人 1人
- インド人 1人
- パキスタン人 1人
- ミャンマー人 2人
- フィリピン人 2人
- 日本人 僕ひとり
ネイティブとノンネイティブが半々でしたが、ノンネイティブの中でも、英語が公用語の国出身がほとんど。つまり、僕とイタリア人女性の2人以外は英語の土壌で育った人ばかり!
この時点で、英語力的に完全に劣勢。間違いなく下位50%。でもね、それが良かったんです。
英語に対する甘えを徹底的に排除されましたから。
タフな4週間で得た「確信」
CELTAは噂に違わず、超・ハードでした。受講前に面接があり、「この期間中は他の予定は一切入れないように」と何度も釘を刺されましたが――始まってみたら納得。
僕の4週間のスケジュールはこんな感じ。
- 朝5時起床 → 9時から授業
- 夕方5時半に終了 → 直帰して夜9時まで復習
- ビールを一杯だけ飲んで就寝
この生活を4週間。
はい、見事に痩せました(笑)。
課題は週1本のエッセイ(全4本)に加えて、週2回のTP(Teaching Practice)という模擬授業。つまり、毎週3回はテストを受けているようなもの。気が抜ける瞬間は一切なし。
しかも、TP初回はコース2日目の午後に僕がトップバッター。いきなり45分間、全部英語で授業。いや、久々に全力で脳みそフル回転しましたよ。
でもその時ふと、「あれ?俺、英語話せるじゃん」って思えたんです。セブでは英語あまり使わないから、久々の感覚。
過去の努力は、ちゃんと体に刻まれていたんですよね。
Comfort zoneをぶち壊す!
“Life begins at the end of your comfort zone.”
「人生は、コンフォートゾーンの外側で始まる」
ー Neale Donald Walsch
まさにこれ。CELTAは僕にとって「快適さの外」に出るための試練だったし、それこそが最大の成長の種だったと断言できます。
最後に
CELTAは簡単じゃありません。
でも、あえて自分を追い込んだからこそ、僕はまた一段ギアを上げることができました。
もし今、何かにモヤモヤしているなら、自分を厳しい環境に放り込んでみてください。
Comfort zoneの外にこそ、あなたの可能性は眠っています。
さあ、次はあなたの番です。
Let’s break the limit, together.