フィリピン留学名物?プレゼンテーション授業について考える

 

セブにある英語学校の中には、ビジネス英語コースの一部として「プレゼンテーション授業」を提供する学校も少なくありません。ビジネス英語を学びたい日本人のお客様に大変好評とのことです。一方で、セブ英語倶楽部では、基本コースにプレゼンの授業はありません。理由は2つ。

 

 

1. 英語でプレゼンをするには、相当な英語力が必要であること

 

2. 上手なプレゼンをするには、英語の学習だけでは全く足りないこと

 

 

順に説明していきます。

 

 

1. 英語でプレゼンをするには、相当な英語力が必要であること

 

 

広義において、プレゼンとは聴き手に対して何らかのメッセージを伝える行為です。この意味においては、「昨日観た映画を友人に説明すること」もプレゼンの一つです。一方で、世間一般で言われるプレゼン、つまり狭義のプレゼンとは、「ビジネスでのプレゼン」、または「学会等での研究の発表」のことでしょう。

 

一気に難しい雰囲気が漂ってきますよね フムフム…

 

ある程度の英語力のある方には、プレゼンは素晴らしい体験になると思います。準備から実際のプレゼンまでのプロセスで、大きく英語力を向上させることも可能だと思います。それくらい、プレゼンとはハードなのです。一方で、一定レベルの英語力のない方には、プレゼンはいわば拷問にもなりえます(極端なハナシ)。

 

最近ジョギングを始めたばかりの人が、いきなりマラソンを走るようなものです。

 

私はこれが効果的な勉強方法とはなかなか思えないのです。マラソンを目指す人は、5キロ、10キロ、20キロと順に距離を伸ばしていくと思うのです。そうしないと、必ず途中で怪我をします。英語学習で言えば、難しすぎて途中で嫌になってしまいます。費やした時間・労力に対するリターンは、決して大きくないと思うのです(ここで言うリターンとは、英語力の向上のこと)。

 

誤解なきようお願いします。英語でプレゼンを行うことは、英語学習にとって非常に効果的だと思います。良い思い出にもなります。素晴らしいチャレンジです。しかし、初心者の方には、「プレゼンよりも他の勉強の方が効果的ではないですか?」と言いたいのです。

 

 

2. 上手なプレゼンをするには、英語の学習だけでは全く足りないこと

 

プレゼンを行うには、大まかに言って下記のプロセス・作業が必要です。

 

 

トピックの選定

全体シナリオの構築

スライドの作成

プレゼン原稿の作成

リハーサル

プレゼンの実施

 

 

そして、一番重要なのはトピックの選定と全体シナリオの構築。要は「何をどう伝えるか?」。

 

 

プレゼンは9割、これで決まります。

 

 

そしてこれって、英語の問題ではないのです。プレゼンには基本的な型というものがあります。それは、私の知る限り、万国共通です。あの有名なスティーブ・ジョブスの名スピーチStay hungry, Stay foolishも実際に聞いてみると、この型に忠実に合致しています。日本語のプレゼンにも当然同じことが言えます。先日のヒラリー対トランプの討論の冒頭、ヒラリーが話した最初の2分間は、プレゼンのお手本のようなイントロダクションでした。

 

 

 

 

上記のようなことを理解し、実際のビジネス等でプレゼン経験が豊富な講師がいる学校であれば、プレゼンの授業を取る価値は大いにあると思います。勿論、「スライドの作成」以降は、英語力の要素が大きくなるのでそれだけでも講師のサポートを得る価値はあるでしょう。しかしながら、やはり、日本語でパンチのある原稿が作成できなければ、英語でもできないのです(スミマセン、文句ばかり言って…)。

 

セブには、プレゼンを売りにしている学校がいくつかあります。プレゼンにご興味のある方は、今日私がお話したことを踏まえて、学校選びをなさっては如何でしょうか?

 

 

最後に、

 

 

実はセブ英語倶楽部ではオプション授業として、プレゼンテーション授業を提供させて頂いています。
次回はその内容について。

 

スミマセン、前振り長過ぎでしたね…

 

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『フィリピン留学 ブログには書けない話』

http://mail-lp.com/p/LP0

非帰国子女として英語を10年間勉強し、

英国にMBA留学し、

フィリピンに4年住み、

セブ島で英語学校を経営してきた

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