【TOEICだけじゃ勝てない】本当に使える英語力とキャリアを両立する方法
こんにちは!セブ英語倶楽部のKGです。
今回は「TOEIC高得点を転職に活かしたい!」という、よくあるけど本質的な問いについて本気で語ってみます。
■キャリアの現場を知る者として言いたいこと
かつて私は上場企業で役員を務め、年間550通以上の履歴書に目を通し、面接を百回以上担当しました。
その経験から、はっきり言えることがあります。
TOEICの点数より、あなたが「何をやってきたか」を語れるかどうかが、採用では圧倒的に重要です。
なぜなら、面接とは「あなたがどう生きてきたか」を見抜く場だからです。TOEICの点数は努力の指標にはなるかもしれません。でもそれだけでは、人柄も本質も見えてこない。
“People don’t buy what you do; they buy why you do it.”
人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされるのです。― サイモン・シネック(『WHYから始めよ』)
つまり、「なぜそのスコアを取ったのか」「どんな想いで学び続けているのか」。そこに人は惹かれるのです。
■TOEICは武器になる。でも、持ち方を間違えるな。
TOEICスコアを履歴書に書くなら、700点以上が一つの目安。中途半端な点数(500点台など)は、かえって「努力不足」と見なされることもあります。
しかしここで重要なのは、TOEICの高得点が「ゴール」ではなく、「手段」であるべきということ。
英語を実際に使う現場では、TOEICのListeningでは対応しきれないスピードや、曖昧な表現、応用力が求められます。
■TOEIC900点なのに話せない現実
実際に私は、TOEIC900点台にもかかわらず英会話が全くできない方を何人も見てきました。
また、リスニングにおいても「問題には正解できるけど、実際の英語音声はほとんど聞き取れない」という人も。
“In theory, there is no difference between theory and practice. But in practice, there is.”
理論的には、理論と実践に違いはない。しかし、実際には違いがある。
― ヨギ・ベラ(元メジャーリーガー)
現場で通用する英語力=「聞いて、理解して、返す力」
TOEICはその一部を担っているに過ぎません。
■TOEICの勉強は意味がある
誤解しないでください。私はTOEICの学習自体には賛成です。
- 語彙力・文法力の強化には非常に効果的
- 初心者にとって最適なリスニング教材になり得る
実際、TOEICのリスニング音源は日本語訳がついておらず、テンポも適度。
参考書としても質の高いものが多く、基礎固めには非常に優れています。
■でも、「話す・書く」の訓練にはならない
TOEICの弱点は、スピーキングやライティングの実践力を高める訓練にはならない点です。
英語で意見を述べ、質問に答え、相手と議論を深める。
ビジネス英語の世界ではこの力が必須。
“The limits of my language mean the limits of my world.”
人の言葉の限界が、その人の世界の限界である
― ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
語彙力だけでは世界を動かせません。
**「伝える力」こそが、語学力の本質です。**
■まとめ:TOEICは始まりに過ぎない
TOEICは、英語学習のスタートとしては最適。
しかし、英語を「使いこなす」には、そこからさらに踏み込んだ学びが必要です。
TOEICに全力を注ぐのは良い。でも、それを本当の「武器」にできるかどうかは、あなた次第。
キャリアアップも、英語力の習得も、道の途中。
その先にある「自分の言葉で語る力」こそ、未来を切り開く本当の鍵になるはずです。
本当に自分の人生を変えたいなら、今から始めよう。
Let’s start the journey. Your real transformation begins now.
さあ、旅を始めよう。あなたの本当の変革が今始まります