【英国MBA留学記①】〜40代でガチ留学してみた〜
「厳しいからこそ、やる価値がある」と思い、私は“泣く子も黙る”MBA留学を選びました。楽な道はいくらでもあった。それでも僕は、自分を徹底的に追い込む道をあえて選んだんです。
“The only way to do great work is to love what you do.”
(偉大な仕事を成し遂げる唯一の方法は、自分の仕事を愛することだ)– Steve Jobs
さて、今回の体験談はMBAだけでなく、ヨーロッパの大学院留学を考えている方にも役立つはずです。ぜひ最後まで読んでください。
◆ヨーロッパの修士課程は1年!
まず知っておいてほしいのは、イギリスを含むヨーロッパの修士課程(Master)は基本1年完結です。対してアメリカは2年。時間もお金も2倍必要です。仕事を中断して行く社会人にとって、この2年というブランクはかなりの痛手。
僕も結果的に「1年で十分」と感じました。正直、最後の方は少し飽きが来てたくらい(笑)。
◆3学期制で休みなし!?
イギリスの大学院は基本3学期制です。
- 1学期:9月中旬〜12月中旬 → 年明けすぐ試験!正月気分ゼロ!
- 2学期:1月中旬〜5月中 → 途中でイースター休暇はあるけど、テストもガッツリ。
- 3学期:卒論期間 → 提出はだいたい9月下旬。
Southampton大学の場合、1つの科目(モジュール)は1〜2週間で完結。週4日(月〜木)の集中講義。しかも、次のモジュールと重ならない分、課題(アサインメント)が重なりまくる!ひどいときは4つ同時進行なんてこともありました。
◆評価基準はシンプル
- 70点以上:Distinction(優)
- 60〜69点:Merit(良)
- 50〜59点:Pass(可)
- 49点以下:Fail(落第)
ポイントは、出席よりも“結果重視”。つまり、授業に出てなくても試験と課題で結果を出せば単位は取れる。ただし!このアサインメントと試験が本当にキツい!
◆試験の実態と地獄の過去問対策
僕の時は4モジュールが筆記試験ありでした。
- Accounting
- Corporate Finance
- Decision Modeling
- HR Management
試験は各2時間。全力疾走のようなタイムアタック。英語で10ページ以上ぶっ通しで書く。今やれと言われても絶対無理(笑)。
しかも数学要素が強く、文系出身の僕には20年ぶりの“数字地獄”。年末年始はYouTubeで英語のファイナンス動画を見て必死に追いついた記憶があります。
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◆英語は英語で学ぶべし!
クラスメイトの中には、まず母語で理解してから英語に移行する人もいました。でも、これは非効率。僕は最初から英語オンリーで攻めました。結果、英語動画への抵抗もなくなり、Listening力も飛躍的にUP。
---(続く)