【結論】社会人がセブ留学の学校選びで失敗しないために知っておくべきこと
セブには無数の英語学校があります。毎年増え続けていて少なくとも100校はあるのではないかと思います。これ、選ぶ方にとっては大変なことです。選択肢って複数欲しいけど、多過ぎると選べないものなのです。
そこで、今回は私の独断と偏見で失敗しない学校の選び方を社会人目線でお話したいと思います。
参考までに私の経歴は、下記の通りです。
・フィリピンにて8校での留学&通学経験あり
・セブに約5年2ヶ月在住(2019年1月現在)
・セブで英語学校を経営して2年4ヶ月(セブ英語倶楽部)
・イギリス大学院(MBA)留学経験あり
玄人、または専門家の意見として聞いて頂いて構わないと思います。
✔️基本的な考え方
留学とは「生活」です。次に「勉強」です。1日10時間勉強したとしても、残り14時間もあります。生活でストレスを抱えては勉強に集中できません。食事が不味くては、部屋の居心地が悪くては、充実した留学生活は送れないのです。
ですから、学習面に限らず生活環境について大いに語りたいと思います。実際に、社会人の留学生は多少料金が高くても環境の良い学校を選ばれる方が断然多いのが実情です。
それでは、セブ留学での学校選びの基準をまずは下記に整理します。
✔️セブ留学での学校選びの基準(社会人目線)
1、日本人経営の学校か、外国人経営の学校か?
2、生徒さんが多国籍の学校か、日本人のみの学校か?
3、スパルタ型か、非スパルタ型か?
4、都会の学校か、リゾートエリアの学校か?
5、学生寮スタイルか、ホテル滞在型か?
6、食事付きか、食事無しか?
7、教室と寮の一体型か、両者が離れている通学型か?
では検証して行きましょう。
迷わず日本人経営の学校を選んで下さい!
セブにある英語学校は、日本人資本の学校と韓国人資本の学校が半々です。その他に、アメリカ人資本の学校とロシア人資本の学校が1校ずつあります(私の知る限り)。そして、当然ながらオーナーの国籍(文化・国民性)は学校経営に色濃く反映されます。日本にある外資系の会社が、日系の会社と社風が異なる点を考えれば簡単に理解できると思います。
2010年以前は、セブに日系の学校はなかったので私は韓国系の学校に行っていましたが、日系の学校ができてからは100%日系です。
韓国系の学校で経験して「ちょっとな〜」と思った点をあげると、
・韓国人学生が多く、猛烈に文化の違いを感じた(特にマナー面)。
〜 遅刻する生徒、授業中も帽子を取らない生徒、授業中も韓国語で話す生徒等。
・食事がいつも赤くて辛かった。
・校内の掲示物がハングルだった。
・料金が安いから仕方ないが、ベッドのマットレスが薄かった。
・シャワーの水圧が弱くて困った。
最近ではきっと改善されていることと思いますが、人生でたった1回かもしれない留学の学校選びで、リスクを取る必要はないと思うのです。
ということで、ここで迷わないで下さい。日本人経営の学校、一択です!
外国人の友達が欲しい人は、多国籍の学校にしましょう!
セブの学校には、韓国人・台湾人・中国人・モンゴル人・ベトナム人・ロシア人・中東からの留学生などがいます。ただ、どの学校も日本人と台湾人と韓国人を合わせると全体の90%くらいにはなると思います。それでも、外国人の友達を作るチャンスはたくさんありますね。
次に、『多国籍の学校で授業以外も外国人と英語で話した方が英語力が伸びる』という定説について。
スミマセン、私はこの点についてネガティブなのです。
結論から言うと、下手な英語でどんなに話しても下手な英語をどんなに聞いても効果的ではありません。その分、英語が上手なフィリピン人の先生と話したり、授業の予習復習に時間を充てる方が圧倒的に生産的です。
*中級者以上であれば、完全英語環境がオススメです!
少し言葉が過ぎましたが、この方が分かり易いと思って敢えてズバッと書きました(ご容赦下さい)。例えばリスニングについて言えば、韓国訛り、台湾訛りの英語は非常に聞きづらいです。そして、ベトナム訛りは私でも聞き取りに苦労します。つまり、将来ネイティブの英語が聞けるようになりたいなら、英語教材でリスニングの勉強をした方が効果的なのです。
以上から、多国籍の学校には外国人の友達ができるという大きなメリットが確かにありますが、私はそれ以外のメリットはないと思っています。
大人の社会人にスパルタ型はお勧めしません(キッパリ)!
まず根本的に、勉強というのは自分でやるもので他人に強要されてやるものではありません。
セブにはスパルタ型の学校や、スパルタ・コースを提供する学校が幾つかあります。ここでの基本的なスパルタの定義は、
・1日中、朝から晩まで授業(1日10時間以上とか)
・「義務自習」という強制的な自習まである
・平日は外出禁止
こう書いてみると、語るのも嫌になってきました。『奴隷』ですか??
当たり前のことですが、予習復習なしに授業を受けっぱなしでは伸びません。皆さん、10時間授業を受けてその上予習復習をしっかりやれますか?仮に1日10時間勉強するなら、5時間の授業+5時間の自習がベストミックスです。
以上、スパルタ型の全否定でした(笑)。
セブの土地勘のない初めての留学組にとって、ロケーションの判断は困難を極めますね。まず結論から、
ショッピングモール内、またはショッピングモール隣接の学校がベストです!
以下、セブの学校のよくあるロケーションについて語ります。
のんびりするには最高ですね。また、勉強に集中するにも良いでしょう。というのも、
学校の周りに何もないからです。
学校から一番近いスーパーに行くのに歩いて20分くらいかかる学校だってあります。個人的には私には無理ですね。雨でも降ったら最悪です。日本人の多くは、何かあればコンビニにふらっと行ける便利な環境に住んでいるので、こうした環境はかなり不自由に感じると思います。勿論、こうした学校は学内に売店等もありますが。。
私の結論は、普段は便利な場所で生活して、休みの日にリゾートに行くのが良いと思います。
全うな注意力を持って生活すれば、セブの治安は問題ありません。しかし、実際に治安の良くない地域はあって、そうした地域に行くと私でもかなり緊張します。
そして、セブでも比較的治安の良くない地域にある学校も中にはあります。学校周辺にストリート・チルドレンが多い学校もあります。ストリート・チルドレンは集団で動くので結構危ないのです。
他の点で余程大きな魅力を感じない限り、私なら敢えてこうしたロケーションの学校は選びません。
セブは「治安があまり良くない」という前提で何事も動いています。警戒心が強いのは良いことですね。ですから、日本のように独立した路面店は少ないのです。こうすると、自力で警備体制を敷かなくてはならないからです。
これが、フィリピンには大型ショッピングモールが多い理由なのです。モール内で出店すればモール運営会社が警備をしてくれて、どこよりも警備は厳重なので安全です。更に、当然モール内は多くのお店やレストランがあるので便利なのです。雨も関係ありません。更にモール周辺は混雑するので、交通警察も多いためそれが犯罪の抑止力にもなります。
実際にこうした好立地の学校は結構ありますし、人気校が多いですね。
これはクオリティが良ければどちらでも良いと思いますが、一般的にはホテル滞在型の方が快適だと思います。
宿泊施設に関する主なクレーム事由は下記の通りです。
・ネットが繋がらない。
・シャワーの水圧が弱い(特に使用が集中する朝はちょろちょろ)。
・シャワーのお湯が出ないことがある。
・トイレが詰まる。
・虫が出る。
・ベッドのマットレスが薄い。
・エアコンがうるさい
学校選びの際の参考にして下さい。まあ、値段と品質が比例するのが世の常識ですけどね。
セブの英語学校は、一般的には留学のコース料金に食事が含まれています。というのも、前述の通り、不便な立地にある学校もあるからです。一方で、便利な立地にある学校の中には、食事代がコース料金に含まれていないところもあるので注意して下さい。
私は、食事付きで学校内で食事が取れる学校の方が良いと思います。理由は、下記の通りです。
・学校からレストランまでの往復移動時間が無駄。
・更にフィリピンのレストランはすごく並ばされるのでその時間が無駄。
・フィリピンのローカルフードは安い一方で栄養バランスが悪い(野菜がない)。
・一方で日本食等の健康的な食事は結構高い。
食事に注意を払っていて、日本人に合った食事を提供している学校がベストだと思います。食事は大切です。ストレスは貧しい食事からやってきます。
圧倒的に一体型でしょう!
学校と宿泊施設が離れている学校は意外と多く、当然に毎日の通学が必要になります。これ結構時間の無駄で、体力の浪費にも繋がります。お互いが近い学校は徒歩通学ですが、セブは歩道が整備されていないので歩くのも大変です。暑いですしね。また、都心部は大気汚染も酷いのでマスクが欲しくなったりします。
一方で、シャトルバスでの通学が必要な学校もあります。こうした学校はあまりお勧めしません。セブでは渋滞が常態化しているので近い距離でも片道30分要することもあります。仮にこうした学校で4週間留学した場合は、通学だけで20時間も浪費することになります。
ここでも他の項目と同じですが、「どうしてもこの学校が良い」という特定の理由がない限り、学校・宿泊施設分離型の学校の優先順位を上げる理由は見当たらないというのが本音ですね。
ではここで、上記7項目におけるセブ英語倶楽部の実態をお伝えします。
✔️セブ英語倶楽部は?
1、日本人経営の学校か、外国人経営の学校か? → 日本人経営です。
2、生徒さんが多国籍の学校か、日本人のみの学校か? → 日本人の生徒さんのみです。
3、スパルタ型か、非スパルタ型か? → 非スパルタ型です。
4、都会の学校か、リゾートエリアの学校か? → ショッピングモール隣接(徒歩1分)です。
5、学生寮スタイルか、ホテル滞在型か? → ホテル滞在型です。
6、食事付きか、食事無しか? → 食事付き(昼夜食は日本食です)。
7、教室と寮の一体型か、両者が離れている通学型か? → 一体型で、お部屋から教室まで3分以内です。
最後に「学習面のクオリティは?」という絶対に聞かれるであろう質問にお答えします。
ズバリ、講師のクオリティは講師個人の資質に依ります。中にはあるかもしれませんが「あの学校の講師は全員良い」というう話はまず聞きません。そして、ここでいう「資質」は英語力や教え方以上に、マナーや生徒さんへの接し方という要素が大きいのです。英語学校の経営者からすれば、英語学校は教育産業でもありますが、むしろ接客業なのです。
以上から、個人の講師の資質やその傾向をここで語ることは不可能です。但し一点自信を持って言えるのは、上記の7項目において顧客本位の姿勢を見せている学校の経営者は、講師の採用や教育にもきっと熱心であろうということです。
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『フィリピン留学 ブログには書けない話』
非帰国子女として英語を10年間勉強し、
英国にMBA留学し、
フィリピンに4年住み、
セブ島で英語学校を経営してきた
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