【英語が話せない理由】言語間距離という視点で見る英語学習の真実

「日本人が英語を話せないのは怠けているからだ」なんて、的外れな声を聞いたことはありませんか?
違います。全然違います。むしろ、逆です。

英語という言語は、日本語からものすごく遠い位置にあるんです。
この“距離”を、専門的には「言語間距離(Linguistic Distance)」と呼びます。

言語間距離って、何?

ざっくり言うと、「ある言語が他の言語とどれだけ似ているか、あるいは違っているか」を測る概念です。

この言語間距離をもとに、英語ネイティブにとっての習得難易度を分類した記事があります。

👉 WHAT’S THE HARDEST LANGUAGE TO LEARN?

ここでは、日本語は「Hard」の中でも最難関クラスに分類されています。
アラビア語、韓国語、中国語と並ぶ最強レベルです。

英語と日本語、2200時間の壁

この分析によれば、日本語を学ぶのに必要な学習時間は約2,200時間

1日2時間勉強しても、3年かかります。
1日10時間なら7ヶ月。やればできる気もしますが、「ペラペラ」レベルには程遠い。
でも、だからと言って落ち込む必要は一切なし!

“It always seems impossible until it's done.”
(いつも不可能に見えるが、やってみれば達成できるものだ)
― ネルソン・マンデラ

むしろ、これだけの難敵に挑む姿勢こそ、リスペクトされるべきです。

ヨーロッパ人がマルチリンガルなのは当たり前?

「ヨーロッパの人って、なんで英語もフランス語もスペイン語も話せるの!?」
と驚く方、多いですよね。

でも、それは言語間距離が近いからなんです。

例えば英語の「perfect(パーフェクト)」は、スペイン語だと「perfecto(ペルフェクト)」。
「fantastic(ファンタスティック)」は「fantástico(ファンタスティコ)」。

これ、最後に“o”を足すだけ。ほぼ同じ。
だから、ヨーロッパ人が複数言語を話せるのは、確かに努力もありますが、構造的に有利なんです。

では、日本人が習得しやすい言語は?

経験上、韓国語は間違いなく日本人にとって最も学びやすい言語の一つです。

文法構造も似ているし、発音の母音もほぼ一致。語順だって近い。
また、フィリピン語(タガログ語)も意外と親しみやすい。

母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の5つ。日本語と完全一致。
音もはっきりしているので、カタカナでも結構聞き取れることが多いんです。

英語が難しいのは“当たり前”。だから、挑む価値がある!

最後に言いたいのは、悲観しないでください!

英語が難しいのは、言語間距離が遠いから。あなたのせいではない!
むしろ、ここまで違う言語を習得しようと努力しているあなたは、めちゃくちゃ立派です。

そして、こうも言いたい。

「難しい」からこそ、「話せたときの景色」は格別なんです。

“The greater the obstacle, the more glory in overcoming it.”
(障害が大きければ大きいほど、それを乗り越えた時の栄光も大きい)
― モリエール

だから、堂々と、胸を張って、あなたの挑戦を誇ってください!

セブ英語倶楽部では、そんなあなたの努力を本気で応援しています。
英語は確かに遠い。でも、一人じゃない。
一緒に乗り越えていきましょう!

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