【治安情報】在セブ領事事務所による海外安全対策情報(2018年10〜12月)ハイライト
在セブ領事事務所が先日発行した『海外安全対策情報(2018年10〜12月)』の要点を簡潔にご紹介します。全文を読みたい方は下記からどうぞ。
(ア)殺人(含む未遂) 144件(前期比:5.8%増)
(うちセブ都市圏(セブ,マンダウェイ,ラプラプの3市)で66件(前期比:13%減))
(イ)傷害 595件 (前期比:27%増)
(うちセブ都市圏の3市で271件(前期比:24%増))
(ウ)強姦 109件 (前期比:1%減)
(うちセブ都市圏の3市で32件(前期比:8.5%減))
(エ)強盗 323件 (前期比:40%増)
(うちセブ都市圏の3市で151件(前期比:38.5%増))
(オ)窃盗 886件 (前期比:21.5%増)
(うちセブ都市圏の3市で530件(前期比:2%増))
2018年10月~12月における犯罪件数総数は11,145件,前期比より16%増,前年同期比で28%増となっている)
正直なところ、こうした数字を見ても感覚的によく分かりません。そこで、報告されている「日本人が巻き込まれたケース」を見てみましょう
(ア)10月中旬,セブ市内の現地料理店において邦人旅行者(男性)が,旅券,財布等が入ったポーチの置き引きに遭った。
(イ)10月中旬,ビサヤ地方セブ市内のショッピングモールにおいて邦人留学生(女性)が,人とぶつかった後,所持していた財布が無くなっていることに気づいた。
(ウ)11月中旬,ラプラプ市内のレストランにおいて邦人旅行者(女性)が,旅券、現金等が入ったカバンの置き引きに遭った。
(エ)11月中旬夜,セブ市内 IT パーク付近のナイトマーケットにおいて邦人旅行者(女性)が、人混みの中で身動きがとれなくなった後、カバンに入れていた旅券・財布の盗難に遭った。
(オ)12月中旬、セブ市内のショッピングモールにおいて邦人留学生(男性)が,いかさま賭博詐欺に遭い,携帯電話及び現金を詐取された。
上記と私の経験から(セブ在住5年)、日本人が巻き込まれやすい犯罪に関する「傾向と対策」を下記の整理します。
セブで発生する殺人等の凶悪犯罪の原因は、概ね怨恨(お金の貸し借りや、ビジネス上のトラブル、人間関係)に起因します。以上から留学生が巻き込まれたというケースを私は聞いたことがありません。
置き引きにあったという話は少なからず聞きます。対策としては、
(1)持ち歩く荷物を最低限にする。
(2)レストラン等でも荷物を手放さない
(3)パスポートは持ち歩かない
→ ホテルや空港以外でパスポートの提示を求められることはまずありません。逆に求められたら「怪しい」くらいに思いましょう。パスポートについては顔写真のページを写真に取ってスマホに保存しておけば十分です。私は海外生活が長いですが、パスポートを持ち歩くことはありません。それで困ったことは一度もありません。
常に、友人同士で荷物を確認しましょう。私はタクシーに誰かと一緒に乗った時は、降りる時に必ず忘れ物がないか確認します。
人混みが激しいローカルエリアに行かない。
留学生や旅行者の方で、ローカルなセブを味わいたいということでコロン・ストリートに行く方がいますが、私はお勧めしません。何か盗まれるのが関の山です。私の知る限り、余程の理由がない限り、セブ在住者はコロンには行きません(私も過去5年で2回しか行ったことがありません)。
現地の人についていかない。
特に日本語で話しかけてくるフィリピン人は要注意です。追い払うコツは「完全に無視すること」です。いいですか、無視です!「No」と言っただけでも、先方は「答えてくれたということは可能性がある」と判断し、しつこく付きまといます。
以上、どれも当たり前のことですね。しかし、「海外」に出るとその当たり前のことが意外とできなくなってしまうのも事実です。
十分注意して、慣れない方は1人で行動するのは控えましょう。また、知らない場所に行く時は、必ず学校スタッフのアドバイスを仰ぐようにしましょう。折角の留学生活も、一回のトラブルで台無しになってしまいますので。
下記の動画も参考になさって下さい。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『フィリピン留学 ブログには書けない話』
非帰国子女として英語を10年間勉強し、
英国にMBA留学し、
フィリピンに4年住み、
セブ島で英語学校を経営してきた
知恵と経験を凝縮しました! 無料ですのでこのままご登録下さい
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★